TFabConnectβ 体験会報告
去る2020年4月18日(土)に、開発中のmicor:bit 向けIoT環境「TFabConnectβ (ティー・ファブ・コネクト・ベータ)」のオンライン体験会(Zoom)を以下の流れで開催しました。
- どんな事が出来るのか?
- 簡易百葉箱
- 夜行性動物の監視
- みんなで体験しよう
- 参加者同士で明るさセンサーを値を参照出来るようにしよう
- TFabWorksオフィスにあるレゴミニフィギュアをみんなで動かそう(準備不足で割愛)
- アイディアソン
- 子供達とTFabConnectを使うとしたら、どんな事をやったら面白いと思いますか?
- 改善点に関してダメ出し
みんなで体験しよう
参加者一人一人に、自分の分身となるレゴのミニフィギュアをアサインして、遠隔で動かしてもらう予定だったのですが、準備不足・時間不足で断念。また、機会があればトライしようと思います。

アイディアソン
Zoomのブレイクアウトルームを使い、2人1組になってスピードストーミングを行いました。最後に生まれたアイディアをまとめてもらったのがこちら。とっても楽しいアイディアが一杯生まれました。
| 明るさで日時計や影の動きを見る |
| 世界中の人とじゃんけんをする。機関や勝率で世界チャンピオンを決める。 |
| 各自タブレットPCとmicrobitをセットで学校の色々なところに行って温度や明るさを測ってくる |
| 離れた人と同時期に同じものを測って比べてみる |
| 学校中のいろいろな場所(屋上・グラウンド・校舎内・体育館・前庭日なた・前庭日陰)で温度をはかり、グラフ表示し戻ってきてみんなで見る。 |
| サーボを使ったあっち向いてホイ |
| 「目指せピタリ賞」明るさ100の場所を探そうという目的で一人一台マイクロビット をもって学校中をめぐる。タイムアップしたところで最集合。ピタリもしくはニアピンになっている児童の勝ち。バラバラにデータを収集して共有できるコネクトのよさをいかす。自分で調べられる場所は少しだが、全員で協力すると調べることができる。 |
| 温度計を子供たちに付けて体温を測定する。おでこにマイクロビットを張り付けて、かっこよくマークを表示しながら測定。 |
| うずまきナルト作戦1・・・コロナ対策で家にいる子どもたちに、加速度センサーを使ってダンシング!リアルで集計し、5分間で一番ダンスできた子を褒める!! うずまきナルト作戦2・・・コロナ対策体温計測。おでこにマイクロビット貼り付けで、一日中学校で観察。いちいち観察カードで管理しなくてよい。 |
| 教室で収集した温度、明るさ湿度などと自宅のデータを比較する |
| 教室から他の教室のサーボなどを動かしてその様子をZOOMなどで確認する |
| 小学校5年生理科天気の変化で、福岡、大阪、東京の学校をつなぎ、Zoomと百葉箱のデーターを参照しながら天気が変化していく様子を考える。 |
| 温度計、明るさを使った「私の学校はどこにある?」 |
| 誰がちょうど明るさ/温度/重さなど、決まった数に近づけられるか選手権 |
| 離れている小学校同士で使うことを想定し、自分たちの情報として、気温、明るさ(世界を想定して時差)を相手が知ることで、どの国のどんな学校かを当てることを通し、コミュニケーションを進めていく |
| 同じ時間で全国各地で気温を測り、グラフ表示して天気や外の様子とともに共有 |
| 遠隔地の温度測定。リアルタイムで社会科4年生の気候の学習。 |
| 全国に散らばった子供たちが、micro:bitを使って、その地域の気温・明るさを測定して、クラウドに記録する。他の地域の子供たちは、その値をグラフで確認して、一日の気温の変化や、日の出の時刻から、どの都道府県か予想する。 |
| 紙とエンピツで楽しむ潜水艦ゲームをmicro:bitで遊ぶ |
| 小学校算数でデータの活用が新たに入ったので上手く活用できるといい |
| 戦闘中ロワイアル タッチ(攻撃)した回数やされた回数をグラフにあらわしていく。回数が一番多い人が優勝。データ収集機能の活用。 |
| 遠隔でコミュニケーションをするツール。例えば北海道と沖縄の小学校で気温を図りあい、見せ合うことからコミュニケーションや気温の違い等を学ぶことができる。 |
| みんなで国際宇宙ステーションを遠隔操作する。 |
| 遠隔協力うさぎの餌やりマシーン(うさぎの餌やりの機械を遠隔操作、5チームがそれぞれお題をうまくクリアすると餌が下に落ちる) |
| 学校のビオトープの水が少なくなったことを離れた場所のスマホで知る。 |
| 理科や家庭科・体育(保健)で活用できそう |
| 運動不足解消のために、加速度センサーでどれくらい動いたか測定。体育の授業にしちゃう。 |
| サーボを使ってドンケツゲーム |
| 中学校3年の理科、地球の自転の学習で、日本の東から順番に明るくなっていく様子をリアルなデーターで実感させる。 |
| サーボ人形を使い、遠隔で戦うゲームをする。 |
| 遠隔で捜査(ロボット・カーレース等)を行い。勝った負けたを競い合う。 |
| 遠隔操作でビリビリ棒 |
| 学校の各教室にマイクロビット設置。エアコンの作動状況を職員室で監視。電気代使いすぎのクラスには校長が叱りに行く。 |
| 遠隔で海外や地球外のものを操作する |
| コップをつかもう。マイクロビットに圧力センサーを接続。それぞれ5本の指に割り当てられた5か所から、圧力をそれぞれ送信して、協力しながらコップをつかむ。 |
| 国際宇宙ステーションを操作して、様々な場所の小学生や中学生が1つのミッションを達成するととても良いと思う。 |
| 指定の明るさになるように複数人でライトをあてたり、影をつくったりして、誰が一番早く(または、近い値に)できるか競う。明るさ以外でも、他のセンサーでもOK。 |
| ある方のアイディアでビオトープや水槽に取り付けてみてはどうかのアイディアが秀逸でした |
| 遠隔餌やりシステム(サーボを使用) |
| マイクを接続して、お互いの声の大きさ(グラフ)を競う。 |
| コロナ対策で、人感センサーで手洗い時間20秒をみんなで守れるようにする。もしくは手洗い時間を集計して、みんなで守るモチベーションにする。 |
| ある条件に達したら知らせるもの(様々活用できそう) |
| 家庭にいる子どもたちに、ボタン連打合戦 |
| 複数の人感センサと組み合わせ,防犯システム |
| 遠隔地にスイッチを押してメッセージを送る(受ける側はScratch+miciro:bitで) |
| 加速度センサの値を共有し,複数人でシンクロするスポーツゲーム(受ける側はScratch+miciro:bitで) |
| 朝の健康観察・児童が体温測定してクラスで集計 |
| プールの水温を測定。スマホ等でだれもが見れるようにする。 |
| 「赤い板」で全国小学校気温、湿度、気圧ネットワーク。オンライン百葉箱。理科で使えます。 |
| 受信した赤外線リモコン信号を書き込めば、一人暮らしの年よりの生存確認に使える。 |
| zoom+miciro:bitで,お互いのサーボを使って遠隔操作の体験をする(動作結果をzoomで見れる) |
| 体温測定 |
| ペットの檻の前に人感センサーを設置して脱走した場合はクラウド変数に1を書き込み、その時刻を出先でも確認できるようにする |
| アイデアではないですが、科学実験に使えればと思っています。有難うございました。 |
| ・体に取り付けたmicro:bitの磁気・加速度センサデータを蓄積、他者とのグラフ重ね合わせでどれだけシンクロしてダンスできたかゲーム |
| 遠隔紙相撲大会(無観客)、土俵にモータを付けて振動させるのをmicro:bitで遠隔操作する。 |
| zoom+miciro:bitで,お互いのロボット(サーボ)を使って遠隔操作の体験をする(動作結果をzoomで見れる) |
| 中学校の実験データをクラウドで共有することで、各班が行ったデータをレファレンスすることで客観性を多く含んだ実験を実施できる。理想は電流電圧を測定することで、オームの法則が学べる単元の学習で各班のグラフを重ねたい。各班は抵抗値が違うと重ねた際に面白いグラフができる |
| 歩数計・日々の歩数と運動量をアップ、クラスで集計 |
| 家の状況を確認できるようにする。窓の開閉とか、玄関のかぎの状態とか。 |
| 気温、日照、土壌湿度、へちまの育ち方の写真投稿で全国ネットワーク。理科の植物と、社会の温かい地方、寒い地方の比較。 |
| 電波強度を使ってスイカ割りゲーム |
| リアルタイム百葉箱。日本各都道府県版 |
| 交通量調査 |
| 生徒の家のセンサーで取得した温度, 湿度etcをみんなで見比べる |
| zoomで遠隔地の学校と繋ぐなどして、同じ変数グループに各地の気温等を書き込み共有するなどの協力した授業を行う |
| プールの水温と気温を職員室にいながらモニターする。 |
| 遠隔操作。少し危ないような実験を離れて操作する。でもセンシングはリアルタイムで!!データの処理はクラウド任せ!みたいな実験を行いたい!! |
改善点に関してダメ出し
お陰様でTFabConnectβの欠点が良く判りました。一番指摘が多かったのが、操作性(UI)についてでした。βからグループという概念を導入するにあたり、お互いをペアリングするステップが必要となったのですが、この手順について、多くのダメ出しを頂きました。ありがとうございます。正式版で改善させて頂きます。
お陰様でスタッフ一同、楽しく有意義な時間を過ごす事が出来ました。ご参加頂いた皆さん、有難うございました。

