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学校教材としてのmicro:bit ~9つの特徴~

micro:bit

 最近、学校関係者の方々から「micro:bitって他の教材と比較した場合、どんな特徴があるのですか?」と聞かれる事が増えてきました。以下に、いつもお答えしている9つの特徴についてまとめさせて頂きます。

1.安心して導入出来るグローバルな教材

 micro:bit(マイクロビット)は、2015年にイギリスで発売開始。2018年には世界販売台数200万台を突破しました。
 プログラム開発環境は、Microsoftが
26ヶ国語に対応したMakeCode無料提供。Scratchも3.0から拡張デバイスとして接続環境を提供しています。
 世界中の教育現場で活用されているmicro:bit。是非、日本の子供達にも触れてもらいたいと願う次第です。

 

2.圧倒的に導入が簡単

 ソフトのインストール不要、設定・組立不要、ユーザ登録不要、充電やペアリングも不要です。ネットにアクセスできるブラウザさえあれば、あらゆる環境からすぐにプログラミングをスタートする事が出来ます。(オフライン動作するアプリもあります)

※iOS,Androidの場合はアプリのインストールとペアリングが必要

 

3.ビジュアルが教材として正しい

 文科省の小学校プログラミング教育の手引(第二版)のP.1には、私達の周りにあるコンピュータを内蔵した物が「魔法の箱」では無い事を体験的に学習し、主体的な活用へと繋げる事が目的であると記されています。
 プラスチックを身にまとったブラックボックスな教材でも授業を行う事は出来ます。ですが「私達の身の周りの多くの家電製品(電話機・冷蔵庫・洗濯機・テレビ・電子レンジ・etc)はプログラムで動いています。分解すると必ず基板という物が入っていて、その基板上のCPUという所でプログラムが稼働します。そう、丁度こんな感じです。基板(=micro:bit)を手にとって触ってみて下さい。左上にある四角いチップがCPUです。では、実際にここで動かすプログラムを作ってみましょう!」という流れで行う授業と比較した場合、どちらが体験的な学習としてリアリティがあるでしょうか?

なお、「基板を直接手にとって触って壊れたらどうするんだ」という御意見もありますが、世界中の教育現場で使われているmicro:bit。触っても落としても配線を誤っても壊れにくい設計になっています。とは言え、絶対はありません。1個が2,000円なので、予算が許せば、数個、予備を買って頂き、子供達には自由な体験を提供して頂けたらと思います。

4.2020年の小学校の教科書には間に合わなかったが、既に数多くの書籍が出版

 micro:bitの日本での発売は2017年で、教育業界で話題になり始めたのが2018年でした。教科書は何年も前から準備が行われるため、残念ながら2020年の小学校の新しい教科書には間に合いませんでした。ただ、2020年1月現在、教育用デバイスとしては他に類を見ない数多くの解説本が出版されています。
 また、文科省高等学校情報科「情報Ⅰ」教員研修用教材にはプログラミング言語Pythonが動くデバイスとしてmicro:bitが登場しており、今後、各教科書会社の小学校向けの指導書や中学・高校の教科書には掲載されて行くと思われます。

5.多くのセンサーや無線を搭載しながら低価格

 温度センサー・加速度センサー(傾きや加速度)・地磁気センサー(磁力や方位)・光センサー・ボタン2つ・入出力端子(GPIO)・無線(Bluetooth)・25個のLEDディスプレイを搭載して2,000円(税別)は破格の安さです。micro:bitには多くの機能が予め搭載されているため、余計な配線を抑えたスムーズな授業展開を行う事が出来るようになっています。

6.長時間、電池で単体動作

 micro:bitは歴としたコンピュータです。プログラミングをする時はPCやタブレットの助けを借りますが、作ったプログラムをインストールした後は、単体で動作します。動作する際の電源は、USBケーブルで供給する方法と、乾電池で供給する方法があります。micro:bitは非常に省エネ設計となっており、単4電池2本で3日以上連続動作する事が出来ます。(電池の種類やプログラムの作りにもよります) このため作った作品を、実際のフィールドに設置して動作検証を行ったり、長時間、展示をする事も出来ます。

7.様々な単元で活用可能

 micro:bitは小学校ではA分類理科「電気の利用」の教材として認知されつつありますが、「電気の利用」専用の教材ではありません。茨城県つくば市を始め多くの自治体で、様々な単元での活用が始まっています。

8.micro:bitが無くても自宅で続きが出来る

 MakeCodeで提供されているシミュレータが非常に良く出来ており、micro:bit本体が無くてもブラウザだけで動作確認が可能です。また、画面上の「共有」をクリックすると、今作っているプログラムにどこからでもアクセスが出来るURLが発行されます。
例:https://makecode.microbit.org/_Echc49eLogoA
このURLを使って、課題(作品)の提出をしてもらう事も出来ますし、先生が予め作ったプログラムをURLだけで子供達に配布する事も出来ます。また、この後ろの13文字(例:_Echc49eLogoA)をメモすれば、自宅に帰ってスマートフォン・PC・タブレット等からmicro:bit無しで続きをする事も出来ます。

9.興味のある子供は、本格的なテキストプログラミングへ

 micro:bitは、MakeCodeやScratchが提供するブロックを使ったビジュアルプログラミングだけでなく、本格的なプログラミング言語javascript、pythonSwift 、C++等、様々な言語への動線が用意されています。興味のある子供は、本格的なプログラミングの世界へと進む事が可能です。

 

なお、この内容についてスライドにまとめさせて頂きました。よろしければご自由にお使い下さい。