生徒が机が狭い問題を解決 〜静岡サレジオ〜
中学生から届いた一通のメール
2021年7月。「天板拡張くんを10個貸して欲しい」と、静岡サレジオ中学校の男子生徒から一通のメールが届きました。送られてきたメールには
- パソコンを1人1台導入したことで学校の机が狭くなって作業効率が低下している
- この問題を解決するために、学校の先生たちに天板拡張くん導入の提案をしたい
- 先生と交渉するためにも、まずは天板拡張くんを実際に使ってみたい
と書かれていました。静岡サレジオ中学校の3年生で行われる総合的な学習時間では、自分たちで課題を見つけて解決案を検討・実行するプロジェクト型の授業があり(Student Agency)、今回はその授業の一環で私たちにメールを送ってくれたそうです。“机が狭い問題”を解決するために生徒たちで色々と調べて天板拡張くんに辿り着いたということで、私たちも喜んで天板拡張くん10個をレンタルで貸し出しすることにしました。
生徒からの発案→導入へ
2021年10月18日から2週間、静岡サレジオ中学校の生徒たちに天板拡張くんを順番に使ってもらいました。レンタル品の発送・返却連絡やスケジュール管理も全て生徒たちだけでおこないました。レンタル終了後は生徒自らがアンケートを実施して天板拡張くんの評価や導入した場合のコストをまとめ、ついに校長先生と導入の交渉へ。交渉の結果、1クラス分の導入が正式に決定しました!
翌年の2022年6月、天板拡張くんが静岡サレジオ高校に届きました。教室まで運んでくれたのは当時中学生だった生徒たちで、現在は静岡サレジオ高校の1年生。教室の机に設置したときはクラス内で拍手が沸き起こったそうです。
高い満足度
天板拡張くん導入後のアンケートでは、満足度の平均評価が4.8点(5点満点)で、特に複数の資料を使う歴史総合やプログラミングの授業で使いやすいと感じる生徒が多かったそうです。また、授業だけでなく定期考査の時は問題用紙を広げるスペースが大きくて解きやすかったり、ペンが転がって落ちる心配がない等の声もありました。
天板拡張くんで、より快適に勉強ができるようTFabWorksも応援しています。
学校法人星美学園・静岡サレジオについて
静岡県静岡市にある幼稚園、小学校、中学校、高等学校からなる総合学園。2022年には日本で初めて幼小中高一貫の国際バカロレア認定校に。中学3年生の総合的な学習時間では「Salesio Startup Program;SSP」を行なっており、生徒たちがクラスの枠を超えてプロジェクトチームを結成し、自らの学校を自ら改革するための活動に取り組んでいます。SSPは今回の天板拡張くん導入のきっかけにもなりました。